お部屋探しのノウハウ

賃貸住宅に住むために、まず、知っておいていただきたい
基礎知識(初級編)を掲載しています。「いまさら聞けない・・・」
はご無用です。どんな事でも、お気軽にお問い合わせください。

入居までの費用

礼金とは?敷金とは?—

賃貸住宅に入居する際、家主に対して支払うのが礼金。それに対して家主に預け入れておくのが敷金です。礼金は退去しても戻ってこないのが一般的ですが、敷金は預けておいたお金ですから、原則的には退去の時には戻ってきます。ただし、家賃を滞納していたり、入居者の責任で部屋の補修をする必要がある場合などには、その金額が差し引かれます。また一部では“敷き引き”といって敷金の中から償却する制度もありますから、あらかじめ確認しておくべきでしょう。
※最近は礼金なしの物件もありますから、ご遠慮なくご相談ください。

仲介手数料とは?—

家主と入居者の仲立ちをする不動産会社に支払うのが仲介手数料です。仲介手数料は、法律で「家賃の1ヵ月分」と定められており、それ以上いただくことはありません。
ただし、この費用には消費税がかかります。

前家賃とは?―

入居時にその月の家賃を前払いすることになりますが、それが前家賃です。では、月の半ばに入居した場合はどうなるでしょう。この場合は入居月分の日割り家賃と翌月分を同時に支払うことが多いようです。

下見の際のチェックポイント

一般的に、住居を決める場合は“立地”あるいは“交通の利便性”
“家賃”が優先されているかと思いますが、同じ条件でも物件によって
“合う”“合わない”があるもの。そんなときのための
チェックポイントです。ただし、すべてが好条件という物件は限られますし、家賃も高めに設定されていますから、ライフスタイルに応じて、ご希望の条件を優先順にいくつか決めておかれることをおすすめします。

日照のチェック

窓はどの方角を向いているか?洗濯物を干す場所はどうなのか?見ていそうで見てないのが方角です。“南向きだと思っていたら実際は東向きに近く、午後になったら日が当たらなくなった。”また“その方角に高いビルがあった。”などはよく耳にする話です。もし遊び盛りのお子さんがいらっしゃるご家庭ならば大変お困りのことでしょう。また、日中のほとんどを会社で過ごすという独身の方だとすれば、あまり気にならないことなのかもしれません。いずれにしても、住宅地図で方角を確認したり、実際に窓の外を見て周りの状況をしっかり把握することが大切です。

騒音のチェック

騒音は、平日と休日、昼と夜では状況も違えば、感じ方も違うもの。大概、下見をするときはご自分の休みの日なのではないでしょうか?現在では法律により過度な騒音は規制されていますが、例えば、高速道路や鉄道が真上を通っていたりする状況では、夜間に運輸便が頻繁に走ったり、貨物列車が通ったりということもなくはありません。でも、このような環境は市街地に近く何かと便利だったり、家賃が意外に安かったりという良い反面もあります。
ライフスタイルに合った選び方が必要です。

部屋の広さのチェック

“京間”や“団地サイズ”などの言葉がありますが、不動産の広告の基準では、1帖の広さは“1.62~1.65平米”と決められています。また、柱の位置や壁の色などでも広さの感じ方は違いますから、実際に実感しておくことをおすすめします。下見の際はメジャーを携帯し、あらかじめ測っておいた家具(ベッドやタンス類など)の寸法と照らし合わせてみるなども賢いやりかたです。